高齢化時代に存在感を増し続ける終末医療とは

終末医療とは、回復の見込みがない患者の最期を看取る医療の一種です。
ターミナルケアという名前で呼ばれることも多いです。
サナトリウムは小説や漫画の世界でもおなじみなので、知っているという人は多いでしょう。
この終末医療の現場では、基本的に病気の治療は行いません。
徒労に終わることがほぼ確実だからです。
緩和ケアと言って、症状の進行を食い止めたり、痛みを感じなくさせることはありますが、完治して退院させることを目的とはしていません。
それよりは、本人が穏やかに最期の時間を過ごせるようにすることの方が大事だからです。
余命が残りわずかだと知れば、精神状態も安定しません。
急に不安に駆られることもあるでしょう。
そうした患者の精神面でのケアもするのが、終末医療の特徴です。
一般的な病院ではやらないような、入念な精神的ケアをしていきます。
それゆえ、完全に一般病棟とは仕事の種類が変わってきます。
だからか、看護師になってすぐにこうした施設で働くことは稀です。
まずは普通の病院で働き、ベテランになってきたら移動をするというのが一般的です。